あっていない義歯を使うと
合っていない義歯を使うと
合っていない義歯を付けることで起こる8つの悩み
1「痛い義歯」でガマンしていませんか?
義歯は痛いもの、ガマンするものと考えている方が多いようですが、実際はそんなことはありません。
痛いのは、「ピッタリ合っていない」「隙間がある」「噛み合わせがおかしい」などの原因があります。
原因を明らかにして、ピッタリ合う義歯をつけましょう!
2「はずれやすい義歯」に安定剤を塗って使っていませんか?
せっかく自分の口の中の型をとって作った義歯なのに、どうしてこんなに簡単にはずれてしまうのだろう?すぐ浮いてしまうのはなぜだろう?と思っている方がいらっしゃいます。
それは型の取り方、製作の技術力によって、合わない義歯ができてしまっている場合があります。
合わない義歯をつけたままにしていると、ますます歪んで合わなくなる可能性が大きいので、気をつけないといけません。
また入れ歯安定剤を長期間使用すると「フラビーガム」というぶよぶよの歯ぐきになることがあります。結果的に外科手術が必要になったり義歯製作が困難になることがあるので、「外れない義歯」を作ることをおすすめします。
3「入れると吐き気がする義歯」でしんどい思いをしていませんか?
義歯を入れるだけで吐き気がしてしまって、自分には義歯が合わないと思っていませんか?
吐き気がするのは、自分に合っていない義歯をつけている方の典型的な症状です。あきらめてしまわずに、自分に合った義歯を作りましょう。
4「噛めない義歯」で困っていませんか?
噛むと痛い、入れるだけで痛いというのでは、何のための義歯かわかりません。
うまく噛めない、噛み切れないというのは、その人のあごの動きに義歯の噛み合せが合って
いないことが考えられます。義歯というのは、その人その人のあごの動きや噛みグセに合わせて、人工歯を並べなくては、うまく噛むことはできないのです。
そのために、じっくりと時間をかけて、義歯づくりをする必要があります。
5「味のわからない義歯」で食べる楽しみをあきらめてませんか?
義歯にしたら、何を食べても味がよくわからないという不満を訴える方がいらっしゃいます。
味覚は舌だけで感じていると思いがちですが、実は口の中の粘膜や歯グキでも感じているのです。
実は義歯の作り方によってより味を感じ取れるように改善することが可能です。
ご相談ください。
6「話がしにくい義歯」で無口になっていませんか?
義歯を入れると口腔内が狭くなり、舌が思い通りに動かずに発音しにくいということがあります。
特に「さ行」と「た行」の発音がしにくいようです。
最初のうちは慣れるまで訓練が必要なのですが、いくら訓練してもうまく話せず相手に
聞き返されることが多い場合は、義歯の方に問題があるかもしれません。一度、相談にいらして下さい。
7「唾液が出にくくなり、口内が渇いてしまう義歯」を使っていませんか?
唾液の分泌量は年齢とともに自然と少なくなります。これは生理的現象なので
仕方がないことなのですが、義歯が唾液腺を防いでしまい、必要以上に分泌量が低下している
場合もあります。
唾液量の減少は、義歯が不安定になる原因にもなりますので、お気をつけください。
8「義歯で顔が変わってしまい」人に会うのが嫌になっていませんか?
義歯をつけたらきれいな歯が見える、素敵な笑顔になりたいという願望がありますよね。
いかにも「義歯をつけてます」とわかるものだとすぐ嫌になってしまいます。
美しい笑顔をつくるためにも、じっくりと義歯づくりをしたいものです。
「義歯が合っていない」=「慣れるまで待つしかない」 は大間違い!!
義歯をはじめて入れた時、違和感に戸惑ってしまう方はとても多いでしょう。
それはだんだんと慣れていくしかありません。
しかし「痛い!」「吐きそう!」「噛めない!」「すぐはずれる!」などの症状がある時には、慣れるまで待つというようなことを言っている場合ではありません。すぐに歯科医にご相談ください。