– 大西先生の噛み合わせチェックについて、詳しく教えてください。

 

高浦さん本格的な噛み合わせ治療に入る前に、正しい噛み合わせで力いっぱい噛んだら、どのくらい力が出せるようになるかを体験させてくれました。正しい噛み合わせになるよう、仮のマウスピースをその場で作っていただき、それ噛む前と後で、どう変わるかを体験しました。生まれて初めて経験する噛み合わせチェックだったので、何が始まるのか、ドキドキしました。

 

– どのような体験をされたのでしょうか。
「こんな風に、腕を左右に広げて案山子のポーズをとりました」

腕を左右に広げてTの字に立ち腕の力を診る1) 腕を左右に広げてTの字に立ち腕の力を診る

左右に広げた二の腕を上から下に押さえられたら、普通はストンと腕が落ちますよね。それが、マウスピースを噛みしめると、先生が力いっぱい二の腕に力をかけても、びくともしませんでした。「いったい、 どこからこんな力が出るの?」「私ってこんなに力持ちだったの?」と、びっくりしました。

2) 左右の肩を四方から軽く押してバランスを診る

最初はちょっと押されただけで、ふらついていましたが、マウスピースを噛みしめたら、どこから押されても、よろめかずに、立っていられました。「先生、もう少し強く押しても大丈夫よ」なんて、強気な言葉が出ました。先生のチェックで、自分でも驚くほどの力が出ることを、納得しました。

※噛み合わせ体験レポートの詳細はこちら


 

大西先生大西歯科の大西です。噛み合わせ治療には患者様のご協力が必要です。噛み合わせ矯正用の仮の義歯を使って矯正するので、治療には半年から一年ほどかかります。高浦様は、義歯を作るのが難しいと言われるすれ違い咬合(交叉)でしたが、治療に協力いただき、順調に回復され、最短の時間で本入れ歯を作ることができました。

治療から半年で最終の本入れ歯が完成し、とてもうれしそうにしておられた姿が忘れられません。治療が終わってからも、何度か定期的な歯の健康チェックと身体運動テスト(アプライド・キネシオロジー)を行い、この10年間、良好な結果を得られています。